
『成長する英語教師をめざして 新人教師・学生時代に読んでおきたい教師の語り』 
編著:柳瀬陽介、組田幸一郎、奥住桂(2011) ひつじ書房
教員を目指す学生や若手の教師に向けて、小・中・高校、大学など24人の先生が、英語教師としての苦労や喜びを語っています。堅苦しい「べき論」ではない、経験者ならではの具体的なエピソードや、現場の経験を分析し直すことで得られた「虫の目」と「鳥の目」を兼ね備えた知見が、「英語教育という、ともによい社会を創る営み」にかかわるすべての方に共感と希望を与えてくれます。すでに英語教育に取り組まれている方にもお勧めの1冊です。
『児童英語教育の理論と応用』 (椙山女学園大学研究叢書)
著者:八田玄二(2004) くろしお出版
小学校英語の経験を積まれた先生は、授業や評価の仕方について経験から様々な教授法を獲得なさっています。本書は、そうした実践と理論とを結びつけるのにとても適しています。特に、実際の授業記録の分析など興味深く読むことができます。本書は英語で書かれていますが、章の要約などは日本語でまとめられており、じっくり読む時間のない先生方にとってはとてもありがたい作りになっています。
『英語教師のための「学習ストラテジー」ハンドブック』
編著:大学英語教育学会、学習ストラテジー研究会(2006) 大修館書店
中学校及び高等学校の英語の先生向けに書かれた本です。英語学習における具体的なストラテジーについて、その有効性を気付かせていく手立てが丁寧に説明されています。小学校においても、高学年では3〜4時間をかけて大きなタスク(課題)に取り組むことがあります。そんな単元を設定する際にはきっと参考になることでしょう。
『だから英語は教育なんだ―心を育てる英語授業のアプローチ』
編著:三浦孝、弘山貞夫、中嶋洋一(2002) 研究社
「心を掘り起こし集団を育てる」。英語を教えるときの柱としたいテーマがつづられています。この本を読むと改めて“英語を教えるというのはすばらしいことなんだ”と感じることができます。中学・高校の実践が載っていますが、小学校の先生にも、英語の持つ魅力や英語を通して心を耕し集団を高める醍醐味を感じていただけることと思います。お勧めです。
『英語習得の「常識」「非常識」第二言語習得研究からの検証』
著者:若林茂則、須田孝司 編著:白畑知彦(2004) 大修館書店
英語習得に関する諸説について、いくつかの側面から検証を行い、解説を加えた本です。英語学習に関する様々な説に対し、先生が自分なりの考えを持つうえで手助けとなる1冊です。難解な原書の内容を、分かりやすい日本語でかみ砕いて記してあることや、各章の終わりにその章のまとめが明解に記されているのも、忙しい先生方にお勧めする理由の1つです。
『日本の小学校英語を考える アジアの視点からの検証と提言』
著者:バトラー後藤裕子(2005) 三省堂
アメリカにおいて、移民の子どもの英語習得・多言語習得について研究してきた著者が、今後の日本の小学校英語のあり方について提案を行っています。特に「小学校英語教育にまつわる通念の検討」の章は、日本において小学校から英語を始めることについての賛否両論が検討されていて、たいへん興味深い内容です。
『第二言語習得研究の現在 これからの外国語教育への視点』
編集主幹:小池生夫(2004) 大修館書店
インプット仮説やインタラクション仮説など、外国語学習に関する理論や研究の内容が、分かりやすく解説されています。全体としては、中学校の英語教育に参考となる内容ですが、「早期英語教育と小学校英語教育」の章では、小学校英語教育の目的や、シラバスをもとに考える授業設計、指導上の留意点などがまとめられています。
『小学校の英語教育 指導者に求められる理論と実践』
編著:金森強(2003) 教育出版
小学校における英語活動のとらえ方から、英語の「基本的自己発音訓練法」、評価のあり方、中学校との連携といった今日的課題まで、小学校英語に携わる教師に必要な知識がコンパクトにまとめられています。教授法や楽しい活動例なども紹介されていますので、すでに小学校で英語指導に取り組んでこられた先生方にとっても、今までの実践を振り返るのに役立ちます。
『新しい英語教育へのチャレンジ 小学生から英語を教えるために』
著者:吉田研作(2003) くもん出版
日本の英語教育の移り変わりを、学習指導要領の変遷や、海外における外国語教育政策との比較などを絡めて解説しています。子どもたちにどういった力をつけていったらよいのか、そのためにどういった動機付けを行うとよいのか、などということが具体的に示されており、わかりやすいです。また、小学校6年間の目標設定についての提案もされています。












